道路信号機自動点滅ユニット(模型用)の作成
画像・コメント(太字部分)提供/yuutarou様
2005年11月の「LEDイルミ」に続き、
会社の同僚に頼まれて作成した道路信号機自動点滅ユニットです。
好評だった「ブラックシリーズ」を約8年ぶりに復活させました。
まずは、完成の写真です。
自動点滅ユニット本体とコネクタ接続ユニットのセットになってて、
それぞれのユニットをコネクタで接続して使います。
人に売っても恥ずかしくない仕上がりになりました。
ブラックパネルについての問い合わせが多かったので、
ここで、作り方を簡単に説明します。
パネルの設計図を描いたら、その詳細な寸法出しをして、
黒ケースと色付半透明アクリル板を加工します。
ヤスリやカッターなどを駆使して少しずつ慎重に作業を進め、
これだけで丸1日かかりました。
表に透明シートを貼り付けした透明アクリル板を接着してから、
裏から色付半透明アクリルを黒ケースに接着して、
そこにチップLEDを接着して配線します。
光の広がり具合や形状を考えるとチップLEDがちょうどいいようです。
表からドリルで穴あけをして、スイッチやボリューム類を取り付けしました。
あとは作成した回路と、電源基板をいつものように配線して取り付けして、
チップLED部分はバンパーパテで接着しました。
依頼者の希望により、点滅式信号回路に手を加えて、踏み切りのような
相互点滅するように改造しました。
表から見るとこんな感じです。
透明シートに白シルク印刷をして、透明アクリルに貼り付けして黒いケースに
接着し、手間をかけたので素晴らしい仕上がりになりました。
文字部分を光らせたい場合は、透明シートに黒シルク反転印刷をして、
透明アクリル板に貼り付けをして、乳白色アクリル板またはケースに接着して、
その裏から光を当てれば文字部分が光ります。これは、車のDIYでお馴染みですね。
(このユニットの文字部分は光りません。)
点滅サイクル調整ボリュームと点滅式を切り替えるスイッチを設けました。
「サイクル」ツマミを回すことで東西方向と南北方向の信号点滅サイクル時間を、
「点滅式」スイッチを「自動」にしておくと、暗くなると夜間の点滅式に、
「連続」にすると、連続して通常の信号点滅になるようにしました。
暗明センサーは模型に取り付けすることを考えて、
本ユニットには抵抗値により切替をする回路のみとしました。
コネクタ接続ユニットは、ユニット同士を繋げて増やせるようにしました。
内部は抵抗とコネクタのみです。
点滅ユニットのLED1つ当たりの出力が200mAなので、
信号機のLED1つに10mA流す計算で、最大5ユニットまで増やせます。
1つのユニットで交差点4箇所分なので、模型の規模をかなり大きくできますね。
表から見るとこんな感じです。
4分の1ミリ単位で寸法出しをしましたが、
とにかくパネルの加工作業が大変でした。
たぶん「模型本体の信号機にLEDをつけてほしい。」と依頼がくるので、
その時に模型の写真も撮影したいと思います。
また、他からの依頼で、鉄道信号機自動点滅回路も設計していますが、
模型の電車の動きにあわせて点灯しなくてはならないので苦労してます。
完成品を見てしまうと、とても手作業で作られたとは思えないですね〜(*゚∀゚)=3
さらに作成方法まで書かれてますのでそこも非常に参考になります。
細かな作業をこつこつとやり遂げる根気ですね!! 敬服いたします・・・
既に何年にもわたって「しまりす堂」をご利用いただいていることにも本当に感謝しています!!
ありがとうございました!
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